- ガソリンを入れるタイミングは残量がどのくらいになったら?
- ガソリンを入れるときは何リットル入れたらいい?
- 1日の中でガソリンを入れるのにおすすめのタイミングはある?
ガソリンを入れるタイミングについては「半分程度減ったら」「警告ランプが点灯するまで給油しない」など、人によっていろいろなパターンがあると思います。
給油は自動車やバイクを運転していると必ず行わなければならないため、できれば時間的にも金額的にも無駄のないように行いたいですよね。
この記事では、ガソリンを入れるタイミングについて解説していきます。ガソリンを入れるタイミングは車の使い方や住んでいる地域によっても違うので、自分に適したタイミングを覚えましょう。
ガソリンを入れるタイミングの目安は残量1/3
ガソリンのメーターは燃料タンクに残っているガソリンの量を正確に表示しているわけではありません。
ガソリンの表面に浮かんだフロートという装置の位置で量を測っているのですが、上り坂や下り坂でタンクが斜めになるとフロートの位置も上下してしまいます。
そのため、ガソリンのメーターはあくまでも「目安」と考える必要があるのです。
タイミングで重要なのはガス欠にならないこと
ガソリンを入れるタイミングで絶対に避けて欲しいのはガソリンが空っぽになるまで走ることです。給油の警告ランプ(エンプティランプ)が点灯しても給油せずに走り続け、道路の真ん中で車が動かなくなってしまうと危険ですよね。
エンプティランプがついたらすぐに給油すればいいと考える人もいるかもしれませんが、道路工事や事故などで渋滞に巻き込まれると、思ったよりガソリンを消費してしまうことがあります。
ガソリンの残量が1/3になったら給油の目安と考えてください。
給油の目安である1/3は、その残量になったらすぐにガソリンを入れなければならないという意味ではありません。残量が1/3程度になったら給油の準備をしようという意味です。
ガソリンの残量を見た上で、ガソリンスタンドに寄りやすいタイミングがあれば給油しましょう。
《給油にベストなタイミング》
- ガソリンの残量が1/3以下
- ガソリンスタンドの近くを通る
- 割引になっているガソリンスタンドがある
エンプティランプがついた後は値段などを比較せずに早急にガソリンを入れる必要があるので、割高なガソリンスタンドで給油することになりかねません。
走行距離に余裕がある状態でガソリンを入れるように心がけてください。
ガソリンを入れる回数を減らすためには満タンがおすすめ
ガソリンを入れるタイミングの目安を1/3以下にして、満タンでガソリンを入れればこまめに入れたときと比べて給油の回数を減らすことができます。
燃費が悪くなるからガソリンは満タンにしない方がいいという説もありますが、ガソリンを少し減らした程度では効果はありません。
普通車のガソリンタンクの容量は50リットル~100リットル程度です。ガソリンは水より軽いため100リットルのタンクに満タンにガソリンを入れたときと半分にしたときの差は50kgもないのです。
50kgであれば、一般的な大人が1人乗るよりも軽いですよね。5トンや10トンという重い荷物を乗せて走るトラックであれば荷物の重さが燃費に影響を及ぼしますが、普通車や軽自動車のガソリン程度を気にする必要はないので、満タンにして給油の手間を減らしましょう。
軽自動車はガソリンタンクが小さいので早めの給油を!
軽自動車は普通車と比べ燃費がいいのですが、タンクの容量が少ないというデメリットもあります。残量が1/3になってからガソリンスタンドを探したけれど、思ったよりもガソリンの減りが早かったということも!
運転する範囲が家の近所でガソリンスタンドも近い場合は1/3を目安にしてもいいのですが、毎日の走行距離が長い場合や少し遠出する場合は、メーターが半分より下がったら給油した方がいいでしょう。
燃費をよくしたいならガソリン添加剤のタイミングも気にしよう
ガソリンを入れるタイミングを気にしている人は、燃費をよくしたい人が多いかと思います。燃費をよくしたいときはガソリン添加剤を入れることも考えてみてください。
ガソリン添加剤をうまく使えばエンジンの汚れを落とし、燃費を向上させることができます。
ガソリン添加剤は年2回程度が目安
ガソリン添加剤は、ガソリンと同じように給油口から燃料タンクに入れて使用するものです。
ガソリン添加剤はエンジン内部の汚れを除去し、エンジンの調子を整えてくれるので、燃費をよくする効果が期待できます。
ガソリン添加剤はエンジン内部が汚れた状態で使用するものなので、頻繁に使用する必要はありません。年に2回程、または走行距離は5,000kmになったときが目安です。
ガソリン添加剤はオイル交換前のタイミングで入れよう
添加剤で除去された汚れはエンジンオイルに混ざりこんでしまうため、添加剤を使用するタイミングはオイル交換の前がおすすめです。
エンジン添加剤を使用した後は必ずオイル交換をしなければならないというわけではありませんが、オイル交換の予定があるのであれば、オイル交換より先に添加剤を使用してください。
また、ガソリンを入れることで添加剤がよく混ざるので、給油後よりは給油前に入れた方がいいでしょう。
ガソリンが少ない状態で添加剤を入れると添加剤の濃度が高くなってしまうので、添加剤を入れる場合は必ず給油してください。
イワサキ自動車株式会社では、カーライフサポートカンパニーとして自動車の販売から点検整備まで対応しておりますので、ガソリン添加剤の種類やタイミングなど愛車の整備に関してお困りの方はお気軽にご相談ください。
ガソリンを入れるベストなタイミングは季節や地域によっても違いがある
ガソリンを入れるベストなタイミングは住んでいる地域によって違いがあります。ガソリンスタンドが遠い場合は、ガソリンスタンドまでの距離も含めてガソリンを入れるタイミングを考えなければなりません。
また、雪国では冬に立ち往生することもあるので、冬になったらガソリンは常に満タンにしておく心構えでいた方がいいでしょう。
雪国や郊外に住んでいる場合は早めのタイミングで給油しよう
毎日の通勤経路の途中にガソリンスタンドがある場合は思い立ったときに給油することができますが、ガソリンスタンドが普段の通勤経路になかったり、ガソリンスタンドまで遠かったりする場合は1/3より早めの給油を心がけてください。
冬になると雪国では渋滞や立ち往生になることもあるので、夏場よりもこまめに給油した方がいいです。
高速道路ではガソリンスタンド間の距離が150km以上離れていることもあるので、ガソリンが半分程度になったらガソリンスタンドまでの距離を確認するようにしましょう。
ガソリンスタンドによってお得なタイミングが違う
運転する機会が多い人にとっては、お得にガソリンを入れることができるタイミングも気になると思います。
一般的には土日や大型連休にキャンペーンを行うガソリンスタンドが多いのですが、利用者が少ない平日の日中に割引を行っているガソリンスタンドもあります。
通勤時間帯に合わせて割引を行うなど、1日の中でもガソリンの価格が変わることもあるので、ガソリンの残量を見ながら給油するタイミングを見極めましょう。
ガソリンスタンドの会員になっているとイベントのお知らせが届いたり、会員割引が行われたりする場合があるのでお得に給油したい場合はよく行く店舗を登録しておきましょう。
ガソリンを入れるタイミングに関するQ&A
- ガソリンをこまめに入れると燃費が悪くなりますか?
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ガソリンの重さで燃費が悪くなることはないので、こまめに入れても少なくなってから入れても燃費の差はありません。
こまめにガソリンを入れた方が安心であればガソリンが少なくなるまで待たずに給油しても大丈夫です。
- ガソリンを入れるときに燃費の良くなるタイミングはありますか?
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ガソリンを入れる量やタイミングは燃費には関係ありません。
燃費をよくしたいときは
- 急発進や急加速を避ける
- タイヤの空気圧を適正にする
- 適正な整備を行う
などの方法があります。
また、エアコンも燃費に影響するので、燃費が気になる場合はエアコンの設定を見直すのも効果があります。
ガソリンを入れるタイミングは自分のライフスタイルに合わせて
ガソリンを入れるタイミングで重要なのはガソリン切れにならないことです。エンプティランプがついてからガソリンを入れようとすると、渋滞に巻き込まれたときなどガス欠になる危険性があります。
ガソリンの残量が1/3になったら、立ち寄りやすいガソリンスタンドの場所やガソリンの価格などから給油のタイミングを考えてください。
- ガソリンを入れるタイミングは残量が1/3程度が目安
- ガソリンを入れるときは満タンにした方が給油の回数を減らせる
- お得にガソリンを入れられるタイミングはガソリンスタンドで違う
車の燃費が気になる場合はガソリンを入れるタイミングよりも、運転の仕方や空気圧などが影響するということも覚えておいてください。
イワサキ自動車株式会社では、お客様のニーズに合った車探しのお手伝いをしております。ご購入後のアフターフォローも行っておりますので、ぜひご相談ください。