- パーキングメーターの仕組みや支払方法を知りたい!
- パーキングメーターを使うときの注意点を教えて!
- そもそもパーキングメーターはどこにあるの?
都市部や駐車場が少ない駅前の道路には、パーキングメーターと呼ばれる機械が路上に設置されていることがありますが、使い方や仕組みを知らないと思いがけず駐車違反になってしまう恐れがあります。
場所によってはパーキングチケットの発給機が設置されていることもありますが、やはり使い方やチケットの置き方を知らないと思わぬトラブルに発展するかもしれません。
この記事では初めてパーキングメーターを使う人に向けて、仕組みや使い方などの基本から注意点までを詳しく解説しますので、この機会にぜひチェックしておきましょう。
パーキングメーター・パーキングチケットとは
パーキングメーターとは【時間制限駐車区間】が指定されている道路に設置されていて、車両を感知すると自動的に駐車時間を測定する機械です。
冒頭でも触れていますが、路上にパーキングメーターの設置がなくてもパーキングチケットの発給機を利用する駐車方法が採用されている場合もあります。
時間制限駐車区間に指定される道路は以下のような場所となります。
- 短時間駐車の需要が多い
- 駐車区間が無い場合に想定される交通への影響や支障が大きい
- 時間貸駐車場(コインパーキング)が周辺に少ない
コインパーキングとは異なり、パーキングメーターやパーキングチケットを使う場合は【短時間駐車】しか出来ない点には注意しましょう。
パーキングメーターの使い方と時間について
パーキングメーターを実際に使うときは、以下の手順で駐車を行います。
パーキングメーターが設置されていて、且つ駐車スペースが空いている場所を探します。
車を白線に合わせて駐車します。
駐車位置が白線から大幅にズレていると、パーキングメーターが車両を検知しないことがあります。
正常に作動していることをしっかり確認したら、前払いで決められた料金を支払いましょう。
駐車した車を検知している場合、「0分」の表示と未納(支払い前)ランプが点灯します。
冒頭でも触れていますが、パーキングメーターを使った駐車は短時間(※最長60分)限定です。
決められた時間内に戻り、速やかに車を発車させる必要があるので注意しましょう。
※パーキングメーターを使った駐車可能時間は最長で60分ですが、エリアによっては20分や40分など短い場合もあるので案内板や標識で時間の確認をしてから停めてください。
パーキングチケットの使い方
時間制限駐車区間を示す標識や案内があるのにパーキングメーターが見当たらないときは、駐車スペース周辺の歩道にパーキングチケットの発給機が設置されています。
パーキングチケットを発給して駐車する方法は以下の通りです。
白線などで区切られた指定の駐車スペースを探し、車を停めます。
車を停めたら近くにある発給機でパーキングチケットを発給します。
チケットの発給は、所定の手数料を入れて車両番号(ナンバープレートの4桁)を入力し、確認ボタンを押下することで完了します。
パーキングチケットは、領収書部分を剥がすとシールになっています。
フロントガラスの内側など、車外からチケットを発給して駐車していることが確認できるように貼っておきましょう。
パーキングチケットを発給して駐車する場合も、パーキングメーターと同様に最大60分(エリアによっては20分または40分)と短時間しか車を停めておくことができません。
チケットに記載されている制限時間内に車を発車させる必要があるので注意しましょう。
パーキングメーターの設置場所について
パーキングメーターは東京23区や横浜・大阪・名古屋などの主要都市に設置されています。
都内で特にパーキングメーターの設置数が多いのは、中央区や千代田区となっていて銀座がある港区や新宿区でも時間制限駐車区間が指定されている道路を見かけることができます。
時間制限駐車区間を示す案内板を見れば、利用可能な時間帯から最大何分まで駐車できるかを確認できます。
後述の注意点でも触れますがパーキングメーターでの駐車可能時間は最長でも60分となっていて、場所によっては20分や40分しか停められないこともあります。
利用可能時間が異なっていても、基本的なパーキングメーターの使い方に変わりはありません。
パーキングメーターの時間外に車を停めてしまうと、場合によっては駐車違反になるケースもあるので注意しましょう。
パーキングメーター(チケット)利用時の注意点
パーキングメーターやパーキングチケットを使って車を停めるときに、知っておくと便利な小ネタや注意点を紹介します。
パーキングメーター利用時は小銭を準備しておきたい
パーキングメーターの場合100円硬貨しか受け付けない場合が多いため、事前に小銭を準備しておくと安心です。
使い方を知らない人や初めて利用する方の中には、小銭が無いから後払いでいいやと思ってしまう方もいますが、警察官や監視員に見咎められて最悪の場合は駐車違反で罰金や減点まであるので注意しましょう。
ちなみにパーキングチケット発給機の場合は、お札や500円(新硬貨は不可)での支払も可能となっていますので100円玉がなくても安心して利用できます。
パーキングメーターが休止中となる場合がある
日曜日や祝日など、パーキングメーターが休止の表示になっていることがあります。
パーキングメーターが休止の場合は
- 支払は不要で駐車できるケース(駐車禁止の定めが無い)
- 駐車することができないケース(駐車禁止の定めがある)
時間制限駐車区間の表示以外に、駐車禁止に関する定めの有無で駐車の可否が変わるので要注意です。
パーキングメーターの料金を支払わないと・・・?
パーキングメーターで料金を払わないと、駐車違反の罪に問われる恐れがあります。
きちんと支払はしていても、パーキングメーターの超過が認められれば駐車違反になることもあるので注意しましょう。
どうしても1時間以上停めたい!というときは、少し面倒ですが制限時間内に一度車を動かしてから改めて駐車しなおすという方法があります。
パーキングメーター(チケット)に関する疑問あれこれ
ここからはパーキングメーターやパーキングチケットの使い方に関連する疑問や、料金体制や払わなかった場合はどうなるのかなどを解説します。
- パーキングメーターの料金はいくらですか?
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パーキングメーターやパーキングチケットに支払う料金は、60分/300円となっています。
駐車可能時間が短い場合は、40分/200円や20分/100円など金額も少なくなります。
この金額は実際の駐車時間とは関係なく一律で先払いとなっているため、仮に数分間だけの利用であっても支払う金額は同じです。
- パーキングメーターで未納や超過をしたら罰金ですか?
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道路交通法第49条の3第2項で定められている、パーキングメーターの規定によると、表示されている時間を超えて駐車した場合は
- 違反点数1点
- 反則金1万円(普通車)
上記が科される可能性があると記されています。
- パーキングメーターで”停車”の場合はどうなるの?
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パーキングメーターで人が乗っている状態(停車)なら、料金を支払わなくても良いのでしょうか?
結論から言えば、人が乗っているからといって料金の支払いや超過を意図的に行うと、駐車違反として罰せられる恐れがあります。
パーキングメーターは不正をせずに正しく利用しよう
パーキングメーターやパーキングチケットは、バレないからと不正利用をすると思わぬ罪に問われる恐れがあるので正しい使い方で利用しましょう。
- パーキングメーターがある場所では手数料を支払えば短時間の駐車が可能
- パーキングチケット発給機で手数料を支払うケースもある
- 定められた利用方法と利用時間を守ろう
交通量が多く駐車場が少ない都会において短時間とはいえ、低価格で車を駐車できるパーキングメーターやパーキングチケットはとても便利です。
どうしても長時間の駐車が必要な場合は、コインパーキングを利用して超過や未納などの不正利用はしないようにしましょう。