- ペーパードライバーが思わずやってしまう「あるある」とは?
- ペーパードライバーあるあるは危険な行為?
- ペーパードライバーあるあるから脱却できる?
ペーパードライバーは、運転に慣れている人から見ると驚くような行動を行うことがあります。交通量の多い道路ではペーパードライバーならではの行動が事故につながってしまうことがあるでしょう。
今回は、ペーパードライバーが「あるある」と共感してしまう運転中の行動の原因と克服方法について紹介していきます。
ペーパードライバーあるある1:車両操作に関するもの
自動車学校で免許を取ってからしばらく車に乗っていない場合には、免許を取ったときと運転しようとする車で操作方法が違うことがあります。
車の進化でエンジンのかけ方が分からない
車のエンジンをかけるときは、以前は鍵を鍵穴に差し込んで回すスタイルが主流でしたが、スマートキーが普及し、鍵を差し込まない車が増えてきました。
スマートキーではない自動車で免許試験を受けた人は、どうやってエンジンをかければいいのか戸惑ってしまいます。
スマートキーでは、エンジンをかけるスタートボタンの位置も車によって違います。初めて運転する車のときはエンジンのかけ方を聞いておきましょう。
ウインカーとワイパーを間違えて動かす
ウインカーとワイパーはどちらもハンドルの横についているので間違えやすいのですが、ワイパーを動かすつもりでウインカーを動かしてしまうと後続車に誤解を与える危険行為になってしまいます。
ウインカーは右利きの人が操作しやすいように日本車では右側についています。
ガソリンを入れようとしてボンネットを開ける
ガソリンとボンネットのレバーは並んでいることが多いため、慣れていないとガソリンスタンドでボンネットを開けてしまうということがあります。
ボンネットと給油口は座席に座ったままでは見にくい位置にあります。
不安な場合はセルフガソリンスタンドでなくスタッフが給油してくれるガソリンスタンドを選びスタッフの人に声をかけてください。
サイドミラーをたたんだまま走る
狭い駐車場に止めたときにはミラーをたたんだ方が安全ですが、発進するときにはミラーをたたんだことを忘れてしまうことがよくあります。
通常であれば、運転中にサイドミラーをたたんだままであることに気付きますが、ペーパードライバーはサイドミラーを見る余裕もなくたたみっぱなしということも!
サイドミラーはオート機能を使うと、エンジンやロック操作と連動しミラーの操作を自動で行ってくれてます。
ペーパードライバーあるある2:運転経験の少なさによるもの
ペーパードライバーは運転経験が少ないため、運転するのが怖いという気持ちからくるあるあるもあります。
合流や右折など、ペーパードライバーは他の車の速度や自分の車がどのくらいの速度で走れるかの経験が少ないため、タイミングの見極めが難しいという人も多いでしょう。
高速道路で合流できず減速してしまう
インターやサービスエリアから高速道路の本線に合流する場合には、ペーパードライバーはぶつかったらどうしようという気持ちからスピードを出せなかったり、本線の車と並走すると減速してしまいます。
減速した状態で合流してしまうと、後ろを走っている車にも急ブレーキを踏ませることになり危険です。
合流するときは車線の途中から合流するのではなく、合流の車線をすべて使って加速するイメージで走ってください。本線を走ってくる車がよける余裕ができますし、車の流れにのりやすくなります。
右折のタイミングが分からず信号が変わってしまう
合流よりもさらにハードルが高いのが右折です。右折では対向車線の車が自分に向かって走ってくるため、怖いと感じる人が多いかと思います。
タイミングに迷っているうちに信号赤になり、右折できなくなってしまう「あるある」を経験した人も多いでしょう。
右折するときはできるだけ交差点の中央に進んで待つと、素早く曲がることができます。
道を間違えてるかもしれないと思っても修正できない
運転中に道を間違えているかもと思っても、引き返すことができずに進んでしまい道に迷ってしまうことがあります。
道を間違えたまま進んでしまうい目的地から遠ざかってしまう「あるある」ですが、時間とともに軌道修正が難しくなるので気を付けてください。
道を間違えたと思ったら、安全な場所でいったん止まることが大切です。近くにコンビニなど、車を方向転換できそうな場所があれば、立ち寄って目的地までのルートを再確認してください。
運転中話しかけられるとキレる
運転中は対向車や歩行者、信号や周囲の車の流れなど確認するべきことがたくさんあります。
運転に慣れている人は、周囲の状況を気にしながら会話を行うこともできますが、運転に慣れていない人は会話を行うと運転に集中できず、話しかけられるのがうっとおしいと思ってしまいますよね。
同乗者も気を使って話しかけている場合があるので、運転前に話しかけられると集中できないことを伝えておくといいでしょう。
バックミラーを確認できない
バックミラーを見るということは、進行方向から目を離すということになります。そのため、怖くて見ることができないという人も多いでしょう。
バックミラーはできるだけ直視するのではなく、一瞬で見てすぐに視線を戻すようにします。
バックミラーの位置があっていないと素早く確認することができないので、運転前には自分の見やすい位置に直してください。
コンビニやSAなどに立ち寄るのが嫌
長時間のドライブではコンビニやSAで飲み物を買ったり適度に休憩をはさんだ方がいいのですが、どこにもよりたくないのがペーパードライバーあるあるです。
どこかに寄ると駐車するという手間が増えますし、道路に合流するというハードルも越えなければいけません。
交通量が多い場所は駐車場への出入りが難しいので、前もって交通量が少なそうな休憩ポイントを選んでおきましょう。
車線を間違えて思った場所に進めない
複数の車線がある道路は右折、左折、直進で専用のレーン(車線)がある場合があります。直進だからどの車線でもいいだろうと思い走っていると、左折しかできなかったというあるあるを経験した人も多いでしょう。
自分が行きたい方向と違う車線に入ってしまったときは無理に車線変更せずに進み、コンビニなどの駐車場に入ってからルートを見直してください。
ペーパードライバーあるある3:思い込みによるもの
運転経験が少ないペーパードライバーは、思い込みで危険な行動をとってしまうことがあります。事故につながりやすいあるあるなので気を付ける必要があります。
緊急車両が近づいてきても気付かない
ペーパードライバーはバックミラーを見るのが苦手だったり、集中すると周囲の音が聞こえなくなるという「あるある」のため、緊急車両が間近に迫るまで気付かない人が多いです。
緊急車両には気付いた時点で対応すれば大丈夫です。慌てずにハザードを付け左側に寄って止まってください。
気付くとすぐ後ろに車がいた
コンビニなどの駐車場から車道に出るときに周囲を確認したはずなのに、ふとバックミラーを見たらすぐ近くに車がいて驚いたというペーパードライバーあるあるも多いかと思います。
時速40kmで走っている車は、1秒間に11mも進みます。左右を確認しているうちに遠くに見えている車もどんどん近づいてくるのです。
駐車場などから道路に出る時には左右の安全を確認したらすぐに進み、車の流れに乗るように加速してください。
今までいなかった場所に急に人が現れる
車道と同様に、歩道を歩く人に気付かないあるあるもあります。車には死角があるので、確認したつもりでも見落としてしまうことが少なくありません。
歩道を横切るときや横断歩道の近くを通るときは、すぐに停車できるよう徐行しましょう。
カーナビの通りに進んだはずなのに途中で道がなくなる
カーナビの画面は実際の道路の映像ではなく道路などの形が表示されるものがほとんどです。そのため、曲がるべき道路を見落としてしまったり、勘違いして違う道に入ってしまう可能性があります。
カーナビを過信しすぎず、道に迷ったと感じたら無理に進まずスマホのマップ機能なども使って道路を確認してください。
ペーパードライバーあるあるに関するQ&A
- ペーパードライバーあるあるを克服するにはどうしたらいいですか?
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ペーパードライバーを克服するには運転経験を積むことが大切です。運転に慣れた人に同乗してもらい、車通りの少ない道を選び、危険個所などのアドバイスを聞きながら練習を繰り返してください。
自動車学校で行っているペーパードライバーの講習会を利用するという方法もあります。
- ペーパードライバーは何日くらい運転すればスムーズに運転できるようになりますか?
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ペーパードライバー講習は1日2時間×3日が目安とされていますが、講習が終わったから自由自在に運転できるというものではありません。
自動車学校に通った期間(60時間程度)と同じくらい運転すれば、かなり運転に慣れるので2~3か月程度は油断せずに運転してください。
ペーパードライバーあるあるは周囲から見ると笑えない行為
ペーパードライバーあるあるは話だけ聞くと思わず笑ってしまいますが、道路状況によっては危険な行為です。
運転や車の操作に失敗してしまう原因は経験不足なので運転に慣れることが大切です。
- ペーパードライバーはあるあるは「知識不足」「経験不足」「思い込み」でおこる
- ペーパードライバーあるあるは事故につながることもある!
- ペーパードライバーはあるあるを克服するには経験を積む
運転する人の性格によってペーパードライバーあるあるの種類が違うので、自分がやりがちな行動がどれなのかポイントをしぼって運転の練習を行いましょう。