- バックモニターが映らないときはどうすればいい?
- 映らなくなったバックモニターは自分で直せる?
- バックモニターの修理を専門家に任せた方がいいのはどんな時?
後方を確認するときに便利なバックモニターですが、使おうと思った時に画面が映らないとあせってしまいますよね。
バックモニターが映らない原因には様々な種類があり対処法も違うので、バックモニターが映らないときは「なぜ映らなくなってしまったか」を特定しなければなりません。
この記事では、バックモニターが映らないときの状態から原因を特定する方法や、どう対処すればいいのかについて解説していきます。
バックモニターが映らない原因によっては、自分ですぐ直せる場合があるので、まずはなぜ映らないのかという原因を考えてみましょう。
急にバックモニターが真っ暗になり何も映らないとき
今まで使用できていたバックモニターが急に映らなくなったときは、バックモニター自体の故障や配線に不具合が発生した可能性があります。
機器や配線が破損している場合は素人が対応するのは難しいため、車の構造に詳しくない人はディーラーや整備業者などに状態を確認してもらいましょう。
バックモニターの配線や接続部分に問題がある
今まで使えていたバックモニターが急に映らなくなった場合や、バックモニターの画面が日によって映ったり映らなかったりする場合は、配線が切れていたり圧迫されて切れかかったりしている可能性があります。
バックモニターを後付けした場合はWi-Fiなどのワイヤレスで接続されている場合もありますが、モニターの画面とバックカメラは線でつながっているのが一般的です。
また、バックモニターを接続した電源部分や入力端子にゆるみがある場合も、カメラの画像が映らない原因になります。
配線や接続部分の確認は車体の内装やモニターを外して行う必要があるため、車に詳しくない人の場合は自分で確認するのは難しい箇所です。
《チェックポイント》
- 今まで映っていたのに急に映らなくなった
- 車を動かしている途中でバックモニターが映らなくなることがある
- 日によって映るときと映らないときがある
《対処法》
- 配線が切れていたりつぶれていないかをチェック
- 接続部を確認してゆるみがあれば締める
- 配線が切れている場合は交換(費用は1.5~2.5万円)
バックモニターの機器が故障している
バックモニターが突然映らなくなった場合は、配線の不具合の他に機器の故障が考えられます。バックモニター自体が故障した場合も配線の不具合と同様に、自分での対応は難しく修理に出すのが確実です。
バックモニターに切り替えた時にガイド線が表示されている場合は、モニターではなくカメラの故障が考えられます。カメラ部分の故障は分解しての修理は難しいため、カメラを新しいものに取り換える必要があります。
バックモニターにガイド線も表示されていない場合は、モニター部分が故障していると考えられます。
バックモニターを使用した年数によっては、修理よりも新しいものに買い替えた場合がいい場合もあるので、状況によって整備業者や自動車販売店に相談してみてください。
《チェックポイント》
- バックモニターが急に映らなくなった
- ガイド線のみ表示されている または 真っ暗で何も映らない
《対処法》
- 整備業者や販売店でバックモニターが故障していないか確認してもらう
- バックカメラやモニターの交換を行う(費用は2~4万円)
イワサキ自動車株式会社ではお車を安全にご利用いただくための点検・整備を行っております。バックモニターが映らないときも気軽にご相談ください。
お客様のご希望に合わせて修理や交換のご提案をさせていただき、快適なカーライフをお手伝いいたします!
バックモニターの映像がはっきり映らない
バックモニターが全く映らない状態ではなくぼやけて見えるときや、画面は明るいが景色がうまく映らないなどの症状があるときは、バックモニターのカメラ部分に問題があります。
バックカメラに汚れがついていると、汚れている部分が映りません。また、カメラのレンズが紫外線などで曇ってしまうと全体的にもやがかかったようになります。
バックカメラのレンズに汚れや水滴がついている
バックモニターのカメラは泥や花粉、黄砂などの汚れが付くと映らない部分が出てきます。カメラの見え方が悪いと感じたら、直接カメラを見て汚れが付いていないか確認しましょう。
汚れ以外にも、雨や霧で水滴がついた場合や寒さで凍った場合もバックモニターが曇ったように見えて、景色が映らないことがあります。
泥などの汚れは乾いた布でふいてしまうと傷の原因になります。濡らしたタオルなどでカメラを包み、汚れを少しふやかしてから優しくふいてください。
水滴がつくのを防ぐには撥水効果のあるコーティング剤を使用するという手もあります。
《チェックポイント》
- 画面には景色が映っているがぼんやりとしか見えない
- バックモニターの一部に汚れのようなものが映っていて見えにくい
- 天気の悪い日や寒い日にバックモニターがきちんと映らない
《対処法》
- バックモニターのカメラについている汚れや水滴をふきとる
- 撥水効果のあるコーティング剤でコーティングする
バックカメラのレンズが曇っている
バックモニターのレンズはプラスチックレンズでできているため、紫外線の影響を受けて白っぽく曇ることがあります。
ヘッドライトもプラスチック素材を利用しているため、ヘッドライトが白くなっているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
一度曇ったプラスチックは拭いても元には戻らず、表面を削るしかありません。
バックモニターのカメラは、ヘッドライトよりは紫外線に当たる機会が少ないため、コンパウンドで軽く研磨すれば曇りが取れる場合があります。
《チェックポイント》
- バックモニターの画面が徐々に見えにくくなった
- 画面に白く曇って見える箇所がある
《対処法》
- コンパウンドを使用して磨く
バックモニターの映像が入力されずに映らない
バックモニターが納車時から映らない場合や、カーナビをバージョンアップした場合にバックモニターが映らなくなったというパターンのときは、バックカメラの映像がモニターにうまく入力されていないという可能性が考えられます。
バックカメラの入力設定が初期化された
バックモニターの中には、初期設定ではバックカメラの取り込み設定がオフになっているものがあります。
バックモニターが映らなくなる前に、カーナビのバージョンアップやバッテリー交換を行ったという人は、設定が初期化された可能性があるので、カーナビの入力設定を確認しましょう。
《チェックポイント》
- バックモニターが映らなくなる前にカーナビの更新を行った
- バッテリーを交換した後にバックモニターが映らない状態になった
《対処法》
- バックモニターの設定画面で「外部入力」や「バックカメラから入力」などの項目をオンにする
バックモニターの接続ミス
バックモニターを初めて使った時から全く映らない状態で、バックカメラの設定もオンになっている場合は、カメラとモニターの接続ミスが考えられます。
また、バックモニターに初期不良があることもあるので、取り付けを行った業者にバックモニターの状態を確認してもらいましょう。
《チェックポイント》
- バックモニターを初めて使った時から何も映らない
- 外部入力の設定はオンになっている
《対処法》
- バックモニターを取り付けた店舗で接続状況などを確認してもらう
バックモニターが映らないことについてのQ&A
- バックモニターが映らなくなる寿命は何年ですか?
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バックモニターのカメラやモニター(画面)の寿命は、おおむね5~10年ですが、使用頻度や車を使用する環境によっても違ってきます。
取り付けから5年以上たっているバックモニターが映らなくなった場合は、故障の可能性も考えた方がいいでしょう。
- バックモニターに車体が映りこんで、半分しか景色が映らなくなってしまいました。直せますか?
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手でバックモニターのカメラを触ってしまったり、バックしているときに障害物にカメラがぶつかったりして、カメラの角度が変わってしまうことがあります。
動いてしまったバックカメラは手で動かして位置を直すことができますが、通常は少しの力で角度が変わるものではないので、固定しているネジが緩んでいるかもしれません。
カメラの角度を直すときにネジを締めなおしてカメラが簡単に動かない状態にしておきましょう。
バックモニターが映らないときは原因の特定を!
バックモニターが映らないときは、どうしてバックモニターが映らないのかという原因を特定できないと対処できません。
原因によっては、自分で簡単に解消できる場合もあるので、まずはどんな症状が出て映らないのかを確認してから、対処方法を考えましょう。
- バックモニターが映らないときは状況から原因を特定する
- 映らなくなったバックモニターは原因によっては自分で対処できることもある
- 配線や機器の故障でバックモニターが映らない場合は業者に任せた方がいい
バックモニターの義務化にともない、今後はバックモニターが付いた自動車が増えてくるかと思います。
モニターの初期設定ではバックカメラがオンになっていない場合があるので、バックモニターを初めて使う場合は自宅の駐車場などの慣れた場所で動作の確認を行ってください。また、バックモニターの見方についても練習しておいた方がいいですね。